2012年9月19日に当店に入荷しました紅龍 【プロミネンスレッド From チャハヤ】 の成長記録


〜AKATUKI〜 と命名され、お客様の愛魚として更なる進化・成長を期待させる紅龍

このページでは、そんな “SHINE” が選んだ紅龍の成長を追って公開していこうと思います。

SHINEでは、紅龍はまず “赤の素質重視” の選別を行い、徹底した “赤のクオリティー” を持つ個体だけを選びます。

個体数が多い場合は特にパッと見の印象で体型が良い個体に目がいくケースが多いですが、紅龍の醍醐味は赤い発色だと当店は考えています。

そのためビギナー受けしやすい?体型重視の個体ではなく、あえて飽きの来ないような “飼い込める個体” 一生輝ける個体を選ぶよう努力しています。

「売りたいがための仕入れ」 は一切行わず、私が気に入る個体がいないと完全スルーするケースも多いため、輸入業者からは毛嫌いされてるかも?笑

お客さま第一主義、選ぶ私も同じマニア目線、それを貫くのが “SHINE流” なんです。

紅龍の選別ポイントについては企業秘密?なところがありますが、私が感じる “直感” のような感覚が大部分を占めるのも事実です。

画像でも伝わるかなと思う、わりやすいポイントの一部も解説しながら成長記録を残していこうと思います。



まずは 2012年9月19日 当店に入荷した時の画像です。入荷当時 23cm±

現時点で鰓蓋の発色が確認できる程度ですが、それも輸入後のトリートメント等で落ち着いておらず 「ボヤケて色抜けした印象」 を受けます。

それでも、この個体が 「本調子に戻った状態の色」 を今までの経験から予測します。リング状のメリハリの効いた鱗框光沢は、惹かれるポイントですね。

輸入業者のストック環境は混泳ストックの場合が多く、各鰭に傷がありましたがこの程度ですと単独飼育することで1ヶ月程度で完治してくれますので気にしません。



入荷して約2週間が経過しました。

まず前回の画像でもわかりますが、輸入業者ではトリートメント等で薬が使われていたり混泳で大量ストックされている状態でしたので本調子ではありませんでした。

当店では単独飼育で水質を合わせはじめ、まだ2週間しか経過してませんが “水質の合い” を感じさせてくれる良い方向へ変化していますね。

傷が目立っていた各鰭も順調に回復しています。

鰓蓋の発色面積が、良い意味で 「引き締まってきて面積より濃さが強調される状態」

メタリックやスプレーで吹いたような淡さを感じさせない、キリッとした発色に変化してきました。



入荷から2ヶ月が経過しました。

全体的にも一回りサイズアップした印象ですが、ハイペースで発色が変化(進化)しているのがわかります。

この頃は水槽をセパレートしてストックしていました。水の色が緑っぽいのは隣のアロワナに感染症(輸入後の持込病)の疑いがあり、薬を投入していた為。

このような状態ですと通常(並レベル)の紅龍ですと 「色飛び・色抜け」 を起こしますが、AKATUKI は更なる発色変化(良い意味での発色進化)を見せてくれています。

これも個体の持つポテンシャルなのでしょう。鰓蓋の発色は濃さを増し、鱗框もクッキリと縁(第一鱗框)の部分から発色を開始しました。

鱗の発色が、鰓蓋の滲むような発色と同じ色なのは重要ポイントです。



前回から3ヶ月、2013年4月25日撮影

入荷より約5ヶ月が経過し、約30cmに成長しました。たった3ヶ月で見違えるような発色進化ですね。これが紅龍を飼う醍醐味でしょう!

鱗框がクレヨンで書いたように太く発色してきて、将来の太いリング発色を予想させます。(幼魚選別時に既に見抜いていたポイント)

鰓蓋の発色面積は明らかに広がっていますが、 「発色している部分と発色していない部分の別れ方」 が鮮明で、ボヤケた印象を受けません。

スプレーで吹いたような面積だけ広い個体は色の厚みがなく、色が蓄積されにくい傾向にあります。

これは将来いかに色が分厚い 「層」 になるか、に関わる重要ポイントです。層が厚い=色が濃くなるという単純な理由ですね。

発色した色に光沢がないのも良いポイントです。未発色の部分から “色が浮き上がって見える” この感覚。

この頃、自分自身が飼育していて楽しくなってきてしまい、このAKATUKIをサンプル魚として飼育するため販売を一時中止にしました。。。

まだ一次発色ですから色はオレンジ系ですが、今後どんどん“濃くなる要素” を十分に感じる個体だと確信したからです。



前回から約2ヶ月弱、2013年6月15日撮影 入荷から半年が経過しました。

前回から大きな発色面積の変化はありませんが、発色した色自体の濃さが増しています。

二次発色が始まる1〜2才の間、面積が広くならず発色した色が蓄積されていく(厚塗りされていく)ような個体が赤くなるんです。

面積の広がりが早い個体は一見しただけですと鮮やかに見えたりしますが、それは将来の赤さを判断するうえは無関係だと思います。 「面積よりも厚み」 これが重要です。

この頃、日に日に仕上がっていくAKATUKIを更に仕上げる為、セオリー通りの 「週1回の3分の1の水換え」 を止め、2日に1回、約10%のこまめな水換えに変更しました。

セオリー通りの水換えは、「紅龍(アジアアロワナ全般)を育てる」 といった意味では問題ありませんが、「発色を促す」 場合に適しているとは言えません。

要は 「水が汚れたら水換えする」 ではなく 「水が汚れる前に水換えする」 という発色重視の管理方法に切り替えます。

大きな水質変化を無くし、紅龍の発色促進に必要なクリーンウォーターを目指すために。



前回から約2ヶ月弱、2013年8月撮影 現在のサイズは35〜38cmといったところです。輸入後約1年弱で、このサイズですとベストな成長具合と言えます。

最近、ベビーから1年程で50cmなど成魚サイズまで育てるモンスター系の育て方が流行していますが、アロワナも私達人間と同じ動物です。

人間に限らず、猫・犬その他どんな生き物にしても不自然に成長させる(太らせる)のは短命・突然死・本来のDNAから離れた様々な悪影響を及ぼすと考えています。

バランスの良い食事を与えすぎることなく継続するのが最も良いはずで、それを実践した結果がこの成長速度なのではないでしょうか。

発色面では面白い実験を試みてみました。

この頃はちょうど、ある程度の発色が落ち着いた(第一発色の半ばを越えた)感じになりましたので、次は腹部の発色を狙うために水槽底面に白板を敷きました。

(赤くなるのはわかったので次のステップへ・・・)

上からの光が水槽の底面に反射して、腹部を照らすのが狙いです。

紅龍の色素(濃さ)をUPさせるために光が重要な要素なのは言うまでもないはずです。光を有効利用するために底面を明るくしてみました。



前回から約1ヶ月、2013年9月撮影 輸入から約1年、1歳。

白板の成果が目に見えてわかるようになりました。デジカメ写真には中々映らないレベルですが、肉眼で見ますとアゴ下に薄っすら発色が始まっています。

色味については白板の逆効果?とも言える保護色が効いて少し淡くなっていますが、これも一時的なものと捉えています。

白板環境に慣れてしまえば本来の素質がまた現れてくるはずですので特に気にすることなく飼育継続です。

一時的な変化を気にしてコロコロを飼育環境を変えてしまえばアロワナ自身は落ち着く環境がなくなり本末転倒です。

本来は非買にして飼い込む予定でしたが、この頃マニアのH様から 〜AKATUKI〜 の商談が入りました。

12月(3ヵ月後)に納品予定でしたのでH様を驚かせようと更に水質を少しですがイジリ始めました。



2013年11月 今回は 〜AKATUKI〜 の成長とは関係ありませんが・・・

登録商標申請中だったSHINEの紅龍TOPブランド “プロミネンス” が無事に審査終了しました。

この 〜AKATUKI〜 が 「プロミネンスレッド第1号」 となりました☆

このころフィッシュマガジンの撮影依頼があり、写真写りを考えて白板を外し撮影仕様に変更しました。



2013年11月25日撮影 前回の 〜AKATUKI〜 から約2ヶ月経過 約40cm±

撮影仕様のまま黒板に戻した結果か?AKATUKIの正常成長か?エラ蓋の発色面積が増えてきました。

鰓蓋の下回りにも発色が進行してきました。

一部分ではなく広がる兆候(斑点状の発色)がその周囲に確認できましたので、この段階で鰓蓋の全面発色を確信しました。



2013年12月9日撮影 前回から数日しか経っていませんが、いよいよH様に納品の日です。H様と2人で記念撮影をしました。

前回から僅か2週間程ですが、鱗框のリングが一回り太く力強く感じられるようになり、鱗底の青い光沢も増しています。

H様、今後の成長を楽しみに&潜在能力を発揮させる飼育に期待しています!



その後、H様の元へ旅立ちまして 1500×750×600mm の水槽で悠々と育てられています。

適切な水量・適切な環境からか、太框だった鱗の鱗框から更に濃い発色が始まりました。環境変化にも関わらず、この発色具合です。

全体的な濃さは濃くなり、鱗框の太さは変われどグリグリとしたリング状の発色は健在です。そして鱗底は青い光沢を発しています。

この “発色と光沢のメリハリ” とても美しく、見るものを魅了します。

ベビー選別の時に思い浮かべた将来の姿、“クッキリ厚塗りの赤い鱗框” しっかり実現してくれていると思います。

今後の二次発色以降で青い部分にも赤が押し寄せてきて、成熟した暁にはベタ赤になる可能性も秘めていると思います。

特に後方の発色を見ると 「外から中へ」 というパターンも見受けられますので、今後の更なる進化に期待が持てる一匹だと思います。

現時点まだ若魚の段階ですが、赤い発色を実現する事は確定している個体と言えます。これからは今後の進化に期待!

今後もH様のご協力により成長画像を送っていただける予定です。AKATUKIが完成の域に達する日を楽しみにしております。

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